役員の任務が、クラブ運営の重要な位置を占めるのは周知のことだが、それ以前に、ITCの目的であるコミュニケーションと指導力の向上という基本を踏まえ、常に公平であることを忘れてはならない。 会長: 会長には、指導者としての責任があり、会員の模範となって、規則を守り、公明正大でなければならない。また、クラブが発展し、統一され、一体となって、クラブの利益となる様、会員を奨励する。 第一副会長: 二つの役目があり、一つ目は要請があり次第、会長の任務の補佐代行をする。二つ目は、プログラム委員長として、教育委員会と協力し、プログラムの全領域における目標を含み、正しい方法や手順が強調されるような計画を遂行する。 第二副会長: 第一副会長と同じく、要請があり次第、会長の任務の補佐代行をするが、主要な任務は、新しい会員の勧誘だけでなく、会員の退会が無い様に、教育や活動を奨励する。また、PREM委員長として、クラブの広報の任務も兼ねる。 書記: その任務は、あらゆるクラブ会合や、役員会合の、正確な議事録を作成し保持する。また、ITC国際現行会則をクラブ会員に守らせる責任がある。 会計: 会員の会費徴収及びクラブの委員会、役員会の資料等の購入をする。あらゆる領収書や支払明細を記録する。上部レベルに、必要な会費を送金する。 カウンスル派遣員: クラブを代表して、カウンスル会合に出席し、会合での教育、情報、意見および決定を文書にしてクラブに報告する。会員のカウンスル会合への出席を奨励する。 議会法規役員: 会長の任命により決定される議会法規役員は、要請があれば、会長および会員に議会手続きについて助言する。その他、要請に応じて仕事をする。 機能的な役員会の運営方法 役員会は、組織の運営、監督そして事項の調査をともに行う人々の集まりである。議事法の知識が、秩序ある議事進行には必須である一方、議事法の決まりだけでは、役員会が首尾よく機能しない。機能する役員会とは、組織の一部であるチームとして、組織の目標に対して、愛情と愛着を持ち、目的のために共に働く者であり、首尾一貫した良い役員会の基本哲学とは、会員全体の利益のために、組織を運営し、一つの統一体として機能するチームの構成員で、成立しているといえる。 *役員の任務は、「京都クラブ会則」に記載されている。 役員の役割 *任務を知る 各役員会役員は、特定の役職を持つが、それぞれの役職での特定の任務について は、各自が学ばなければならない。これがお互いを理解し、役員全体の結びつきを促進する。このことが、会員との連携に繋がるようになる。 *役員会会合での役員の行為 各役員には、役員会会合に対する特定の義務がある。
2010年12月17日 京都クラブ例会教育 米澤良子作成 参考資料 C43「機能的な役員会の運営方法」 C26「役員及び委員長の任務」 |